品質とコストバランスに優れた
今までにない製品開発がパンジーの強み
「フロック加工(静電植毛)のことで困ったらパンジーへ」と指名してくださるお客様が多く、その期待に応えることがパンジーの製品開発の源です。
①
高品質
パンジーの製品は、水で洗っても液体に浸けておいても、植毛が抜けたり剥げたりしない強度があることを品質条件としています。さらに、常に新しい機能性をプラスした今までにない製品開発に取り組み、その高い技術力が品質をさらに確かなものにしています。
②
量産体制の確立
試作を繰り返してできた試作品が、安定した品質で量産化できるかどうかはまた別の問題です。パンジーでは自動化による量産化を前提とした製品開発を行っており、品質とコストバランスに優れた製品づくりに高い評価をいただいています。
パンジーの取り組み
パンジーのものづくりを支えるのは、接着剤のノウハウ、パイル(ナイロン繊維)の豊富なストック、情報収集力、そして生産体制です。それぞれについてご説明します。
接着剤のノウハウ
素材とパイルに塗布する接着剤は非常に重要で、風合いや感触を大きく左右するだけではなく、その密着力により植毛の強度も変わります。パンジーでは、軟タイプから硬タイプまで様々な種類の接着剤を保有し、さらにそれらを配合しながら目指す風合いや感触を追求しています。また、化粧液が接着剤を通過して植毛の先まで出てくる機能の実現には、接着剤の塗布量をシビアに調整するノウハウが不可欠です。
各種繊維のストック
パンジーがストックしているパイルの太さは、一番細い物から太い物まですべて。長さは最も短いもの0.3mmから、0.4mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、1.5mmと刻んだ標準的な物。それぞれをミックスして使用するため、パイルの種類は無限にあると言えます。ソフト感を出すために、ソフト処理をしたパイルもあります。これだけの種類を常時ストックしている企業はほとんどなく、パンジーのアドバンテージとなっています。
情報ネットワークの確立
化粧用具の分野で、今まで市場になかった製品をいくつも送り出してきたパンジー。静電植毛の専門企業としての高い技術力と膨大なノウハウ、そして発想力があってこそできることです。開発の壁を突破するアイデアは、様々な業界との繋がりの中から得られることが多く、実際に見聞した情報から植毛に役立つ材料や転用できる装置のヒントを見つけることも。有益な情報をやり取りできる関係づくりを大切にしています。
生産体制
大量生産の依頼に応えるために、植毛パフの自動裁断装置とリボン付け自動機の設備を導入し、リボン付き化粧用バフを完成品として仕上げる一貫生産体制を構築しています。また、品質の安定を図るために自動平面接着剤塗布装置を導入。さらには、SP処理装置の導入により、密着しにくい素材でも接着強度を上げることが可能になり、あらゆる素材に対応できる生産体制を整えています。